さて、当日、4時50分頃に目が覚めた。
諸々荷造りをして五時半にフロントに集合。朝飯を食べる。。。
「いよいよだぁぁぁ。」
その後、バスで会場に向かう。
到着するとスイム変更の知らせが会場に鳴り響く。
1.2kmに短縮とのこと。海を見ると昨日よりは大分収まってみえたが、まあ安全をみたのでしょうか?
かなり気が抜けたようなほっとした気分が会場に漂う。。。
バイクの最後の調整。ドリンク積んだり、メーター弄ったり、空気入れ借りてエア入れたり。。。
すると、中島コーチ登場。
今回は「コーチ」では無く、僕等と同じ選手(笑
どんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか?
ひととおり準備も終わり、スタートを待つばかり、
さて、今日も一日楽しみましょうか?!!!
その前に大事なことが・・・・
それは、、、、、「最後のダメ押しにトイレに行ってくる・・・(笑」
これって毎度のことなんだけど、何故か?安心する。。自分の中の儀式のようなもの。。。
そして、今回は水温28度とのことで、「ウェット着用は可能。しかし、表彰及びスロットは対象外」ということに。
僕は最初から「挑戦しに来ただけ」だし、中島コーチも直用を強く勧めるので、ウェッ着用で望むことに。。。(コーチをはじめ、エイジではほとんど着用してます。。)
さて、実際に競技が始まりました。いつもよりゆったり目にスタートしたので、さしたるバトルも無く、とにかく押さえて楽に泳ぎました。
いつも思うのだけど、どれだけプールで泳いでも海は別物です。(毎週サーフィンしてるけどそれとも別物(笑))
慣れて来た頃に少しだけペースをあげたので、ちょっと遅れ目だったのが平均的順位になってとりあえずスイム終了。
楽に泳げたけど。。。やはり、海は難しいという印象かな?
さて、お次は大好きなBIKE。しかし、スタート時にゼッケンベルトのゴムが外れてしまい、治すのにてこずる。。。
「BIKEコースは坂だらけ」と聞いていたので、抑えめのペースでスタート。それでも最初の5k9分ジャストぐらいなので、まあまあのペース?!。
しかし、今日は最初から腰の調子が悪い。「こんなんで完走できるのかよ?」って思うぐらい。
なので、なるべくDHポジションを多用しないように気をつける。。
そんな感じで騙し騙し走ってると、噂通り坂が始まり始めた。
そんなにきつくも長くも無いけど、しょっちゅう登らされる。
下りはきまってカーブが絡みスピードに乗れない。。。乗せたらコースアウト必至!!
そんなストレスを感じながら悪いことばかりではない。
坂でダンシングを多用していたのがストレッチにでもなったのか?途中で腰の痛みを感じなくなった!!「ラッキー!!」
そこそこ調子よく、周りのBIKEと争いながら最初のピットはパスして飛ばすことに。。。この作戦があとで裏目に出ることに・・・
途中30km過ぎに一個目のカーボショッツを飲んで元気倍増!!張り切って走り続けます。
そこから暫く走って35km付近だったろうか?ついに、五分前にスタートした鈴の背中を見つけた。。
軽く言葉をかけて交わしていくとその時に不吉な音が・・・「シュッー!」っと・・・
直ぐに左手の空き地にBIEKを止めて確認すると前輪がパンク、、、
「あらら。。やっちまった・・・・」
でも、直前に練習したばかり、慌てずにエアの抜けたタイヤをレバーを使ってタイヤから剥がしていき、リムにテープを貼って行く。。そこに、スペアに積んだコンチネンタルのタイヤを履かせて後はエアを入れるだけ。
「Oh!上手くできた!こりゃまた鈴に追いつけるかも?」なんて思いながらCO2でエアを入れるも不発。
今回、使ったことがないインフレーターだったので、なかなか上手く扱えない。戸惑いながらもう一度強くバルブに押し当てるとな、なんと、バルブの弁が折れてしまった・・・・・
「ヤバい・・・」その瞬間にはっきりしたことは最初につけていたビットリアのバルブとこのコンチネンタルのバルブが合わなければ前輪が無いということ・・・
残念ながら全然違う形状で無理だった。。僕は前輪を失い途方にくれることに・・・
途中、マーシャルがやってきて「移動してるメカニックをよこせないか聞いてみる」と連絡を取るも連絡がつかない様子。
「どうします?」の問に「リタイヤ以外の選択肢はあるのですか?」と聞いたところ「この先、どれぐらいかわからないけど、シマノのサービスステーションがある。そこまでバイクを持って行けばなんとかなるかも知れない・・」
その言葉を聞いて「行きます!」と、即答。リタイヤ以外の選択肢があるのならそれに賭けてみるしか無い・・・・
その後、どれぐらい歩いたのだろうか?一時間以上??
炎天下の下、BIKEシューズで前輪を着地させずに先に進むのは思ったより大変だった。
次々と出会うコース係のボランティアの人も当然ながらあまりコースを把握していない。。。
「もうちょっとです」って人も居れば「遠いですよ」という人も・・・
とにかくGPS読みで42km付近にサービスステーションを見つけたときには「助かった!」と思った。結局5〜7kmぐらい歩いたらしい・・・・
そこに居たのはメイストームの大西店長だった。。
シマノのサービスカーにはなんでもある。僕のバルブもエア注入用のエクステンションを器用に使ってあっという間に直してくれた。
「一時間以上も歩いたのなら大分足も休まったでしょ?!」というジョークに激励されてすぐにピットエリアを飛び出してコースへ。。
そこからはごぼう抜きでぶっ飛ばして行く・・・
その後の分岐で僕は自分が完全に一人であることを悟った。。ぶち抜いていたのは皆二周目の人達。。
そして、50kmを超えたところでコースマーシャルに止められた。
「時間制限です」
えっ?頭が真っ白だった。。。完走しか考えてなかったから「関門」なんてそんなことがあったなんて・・・
「6分遅かったです・・・」
ここで僕のレースは終わりました。全く達成感も疲れもありません。
トラブル処理がなんとかあと6分早ければ完走はできたかもしれません。。でも、そんなこと微塵も考えてなかった自分もまだまだでした。。。
その後、回収車を待つことに。。
僕の後にも何名かの方が・・・皆、パンク2回の方やコース間違い等「やっちまった系」の人々、、、皆それぞれ憤慨遣る方無い感じが・・・・
その後、大分早い12時前にゴール地点へ。。送還。
その後、ゴール地点でずーっと多くの人がゴールする姿を見てました。
完走する自分に微塵の疑いも無かったので、どうにも行き場の無い思いが・・・
「失敗から学ぶ」なんて言葉もありますが、今の時点ではそんな言葉は全く受け入れられません。やはり人間にとって大事なのは「成功体験」だと今でも思っています。
恐らく「今回の挑戦以上の達成を成し得た時に初めて」そんなことを思うのかもしれませんが・・・・・
とりあえず今年の挑戦は「終わらなかった」ので今後もトレーニングもブログも続けて行きます。
今後、今回の失敗を笑えるようになる為に頑張っていきます!!!
完全い負け惜しみだな、こりゃ(苦笑
自分でも意外と負けず嫌いな部分があることに気づき、驚きを隠せません・・・(苦笑